【旅館住込みバイト】寮の部屋ってどんな感じ?実際に住んでみた感想 [旅館住込みバイトのイロハ]
わたしはいま、周りを山に囲まれた岐阜県奥飛騨の旅館で住込みバイトをしています。
これまで旅館はもちろん、住込みでのバイト経験もなし。
振り返ってみると奥飛騨での生活も早1か月が過ぎようとしていて、意外に快適さを感じている自分に今更ながら驚いています。
今回は旅館住込みバイトの、「実際の寮ってどんな感じなの?」について、ご紹介します。
「住めば都」とはこのこと
わたしが働く旅館の寮は、バストイレ付き6畳一間の和室。
築年数は古いですが、うぐいす色の壁と大きな窓が気に入っています。
障子を開けると外は大自然の山々。
わたしが旅館を訪れたのは極寒の2月なので、道路には雪がこんもりと積もってました。
部屋には型が古いテレビと棚、炬燵、そして灯油ストーブがあるだけ。
収納する場所がたくさんあるので、モノが溢れかえるといったことはなく、すっきりとした空間です。
長年ベッドに慣れた生活を送っていたので、布団が珍しく、正直扱い方が未だによくわかっていません。
黄色のベッドカバーが可愛いのと、日中もだらだらと横になってブログを書いたりしたいので、基本的には畳の上に敷きっぱなし。
「畳は呼吸する」と言われるので、日が射す時間に折りたたんだり、ファブリーズしたりして一応清潔を保っています。
東京にあるマンションからこちらに来た当初は、案内された寮の部屋に対して別段の感慨もなく、ただ「意外に清潔だな」と。
昨年は中南米に滞在していたこともあり、宿への期待値が自分の中で下がったことも事実。
とにかく清潔で隙間がなく、それでいて棚とかモノを置けるスペースがあり、尚且つ日当たりが良ければ最高だと思っていたので、いまの部屋に対しては満足しています。
しかも寮費は無料というのであれば不満はありません。
洗濯機は共同で利用可能。
持たない幸せ
「世界一貧しい大統領」という絵本のモデルになったウルグアイの元大統領、ペペ・ムヒカ。
彼の言葉に「貧しいとはより多くを必要とすること」というものがあります。
昨年7か月を小さなトランクケースひとつで生活した経験の後は、この言葉にとても共感しました。
OLをしていた頃は常にファッション誌をチェックし、新作の服やバッグが出れば気になって仕方がない。
新しいカフェがオープンすれば行かないと気が済まない。
流行に敏感に反応する。
そんな時もあったなと懐かしくなります。
常に満たされない自分、そんな自分との葛藤、悩みなど、心の平穏とは無縁の生活。
いまは大好きな彼とのLINE通話と、お休みの時に食べるチーズスフレ、そして毎晩入る温泉が至福の時。
物質的な豊かさを追求する以上は欲望には制限がないので、精神的な豊かさとはかけ離れていくということを、ここ数年で悟った自分は、シンプルな生活を心がけています。
好きな音楽を聴いたり、好きな読書をしたり、傍からみたら、あるいは過去の自分がみたら隠居後のような生活ですが、わたしはいま満たされています。
おわりに
旅館に限らず寮・部屋の様子は場所によってそれぞれ。
一目見た時は「なんだかなぁ」と思っても、住めば都。
上記が少しでも参考になれば嬉しいです。
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